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プジョーが満を持して日本のミニバン市場に投入したプレミアム・7シーター 5008。
先日、カーくる編集部で報道試乗会の様子をお伝えしましたが、今回は長時間試乗する機会に恵まれたので、改めてレポートしたいと思います。
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5008には装備の違いでPremiumとCieloという2つのグレードがありますが、今回試乗したのはCielo。
ベースモデルのPremiumに対して、パノラミックガラスルーフ、ルーフレール、ヘッドアップディスプレイ、17インチアロイホイールを追加した充実の上級モデルです。

【PEUGEOT 5008 Cielo】
全長×全幅×全高:4530mm×1840mm×1645mm
ホイールベース:2725mm
車両重量:1600kg(Premium:1570kg)
乗車定員:7名
総排気量:1598cc
最高出力:156ps(115kW)/6000rpm
最大トルク:240Nm(24.5kg-m)/1400-3500rpm
変速機:6速AT
燃料消費率(JC08モード):11.7km/L
タイヤ:215/50R17(Premium:215/55R16)
希望小売価格(消費税込み):330万円(Premium:300万円)


外観はプジョーらしくモダンでスッキリした印象

フロントマスクは、同じく4桁ナンバーのクロスオーバーSUV 3008 に共通するデザイン。
そしてシンプルイズベストなリア。
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全高が抑えられたサイドビューは、ワゴンとハイトミニバンの中間くらいか。
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サイドに切れ込んだリアランプ。"00"が∞となり、この車が無限大の可能性を秘めていることを主張するエンブレム。
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Cieloにはバイキセノンディレクショナルヘッドライトが装備される。
ステアリングの切れ角に応じて照射方向が変化し、的確にコーナーの先を照らしてくれます。
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リアバンパーにはコーナーセンサーを備え後方の安全をサポートする。
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ドアミラー下にはエクステリアランプがあり、夜間は足下を照らしてくれる。
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Cieloには17インチアロイホイールが標準装備。
タイヤサイズは215-50-R17で、試乗車にはミシュラン プライマシーHPが装着されていました。
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当初はシンプル過ぎるかな?と思っていた外観ですが、時間が経つに連れ、長く付き合うにはこのくらいがちょうど良いかもと思えてきました。
この辺は目先のインパクトばかりを追わずじっくり付き合える欧州車デザインの美徳でしょうか。
しかし一方では、センスのよいエアロパッケージなどが選べればなお嬉しいかなと日本人らしい(?)印象も浮かびました。
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内装は高級すぎないプレミアム感

比較的オーソドックスな運転席周り。
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大きなフロントガラスは開放感抜群。
張出したセンターコンソールでウォークスルーができないのが少し残念だが、その分ナビやエアコン、シフト操作もしやすくドライビングにも集中できる。

レザー巻きステアリングはシットリと上質な肌触りだが、グリップ部は少々太く女性には握りにくいかもしれません。
チルト&テレスコピック機能は可動範囲も大きく理想の位置に調整できる。
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シンプルな2眼メーターの間に配置されるマルチファンクションディスプレイには走行距離や燃費などが表示できる。
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なぜか時計の表示がどこにも見あたらず。

ヘッドアップディスプレイにはスピードメーターの他、ディスタンスアラートなども表示可能。
運転中は基本的にこのディスプレイを見ながらの運転でしたが、視線の移動も最小限なので非常に便利でした。
イグニッションオンでダッシュボードから立ち上がってくる様子もカッコイイ。
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ABペダルは上から踏みこむようなポジションですが違和感はなく操作しやすい。
フットレストはもう少し奥にあった方がリラックスできそうです。
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大きめのフロントシートは少し固めに感じましたが、長距離乗ってもまったく腰が痛くならず快適にドライブできました。
やはりプジョーのシートは良くできています。
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ちなみに今回の試乗車はファブリックシートでしたが、Cieloにかぎりオプションでレザーシート(¥250,000)も選べます。

2列目シートは3それぞれ独立でスライド、リクライニングができます。
チャイルドシートやジュニアシートを設置してもきっちり3人座れるのが嬉しい。
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3列目シートは足下、ヘッドクリアランスも少なめで長距離移動は少々厳しい。とはいえこの3列目があるのと無いのとでは、使い易さ、安心感が段違いです。
ここにも3点式のシートベルトを備えるあたりはセーフティへの力の入れようが伺えます。
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そしてCieloの装備で最大の特徴でもあるパノラミックガラスルーフ。
このルーフひとつで家族とのカーライフが一層楽しいものになる予感がします。
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清々しく晴れた青空、雨のシャワー、星降る夜、きらめく都会の夜景、桜並木・・・様々なシーンで喜びと感動が生まれそうです。

驚くほどの高級感はないが、質感やデザインにはやはりプレミアム感を感じます。
家族や友人と気兼ねなく使えるミニバンには、このくらいがちょうど良いかもしれません。


簡単操作で多彩なシートアレンジ

使用頻度が一番高いと思われる5人乗りモード。
この状態での荷室容量は1247L。日常のほとんどの荷物はこの状態でも積めるはず。
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2列目シートをたたんだ状態なら2506L。大型ショッピングセンターで沢山買い物しても困ることは無いだろう。
さらに助手席を倒せば2.760mの室内長を利用して長尺物も収納できる。
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3列目を出して7人乗りモードにするとラゲッジスペースはかなり小さくなるが、シート下にもわずかながら収納スペースがある。
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もちろん片側だけ出して6人乗車+ラゲッジも可能。
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各シートの可倒は難しい操作も無く、ほぼ1アクションで可能。
力もいらず普段使う奥様でも簡単にアレンジできます。



ミニバンらしく便利な装備も盛りだくさん!

室内には収納が沢山あります。
センターコンソール、グローブボックス、各ドアポケット、運転席足下収納、、2列目シート足下収納。
工夫次第で色々使えそうですね。
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ルームミラーには後部座席の様子を確認できるサブミラー付き。
なんとも至れり尽くせりである。
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運転席、助手席の後ろにはテーブルが設置されていてピクニックには活躍します。
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2列目、3列目に設置されているサンシェード。特に子供や女性を乗せたときには便利ですね。
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12v電源もセンターコンソールに2カ所、ラゲッジに1カ所、計3カ所装備。
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ラゲッジルームランプは取り外すと懐中電灯として使えます。
もしもの時に便利なアイディア装備!
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見せかけではなく、実用性を重視した備えた装備の数々。
でも遊び心も忘れていないところがプジョーらしいですね。


ミニバンらしからぬ走りの性能

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エンジンはプジョー、シトロエンの各モデルでお馴染みの1.6Lツインスクロールターボエンジン。
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208や308くらいまでなら必要十分だが、さすがに5008の1.6tの車体ではいささか役不足では?と思われたが、いつも期待を裏切らないこのエンジン。
そのパワフルでフレキシブルな性能は、この5008においても遺憾なく発揮しています。
1400rpmの低回転から発揮する240Nmの最大トルクは、発進時、高速道路の追い越し加速や、ワインディングの上り坂においても力強く車体を引っ張ります。
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外から聞くとちょっと気になるエンジン音も、車内で聞くとうまく遮音されており、こぎみよいビート音だけが聞こえる。
タイヤからのロードノイズが多少気になるものの、プレミアムの名に恥じない静粛性を実現しています。

組み合わされる6ATも優秀で、変速ショックもなくスムーズ。
シフトゲートにある"S"スイッチを押すとスポーツモードになりシフトタイミングが少し高回転寄りになりますが、ノーマルモードでも十分な性能を発揮するので出番は少なかった。
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ブレーキは前vディスク、後ディスクと一般的なものだが、この車重を受け止めて良く効き、タッチも自然でした。
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乗り心地に関しては、当初家族を乗せるミニバンにしては少し固めかと思ったのだが、しばらく乗ると”路面の状況は明確に伝わってくるのに振動や衝撃は伝わってこない”不思議な乗り心地に気付く。
コーナリングにおいてもミニバンとは思えないロールの少なさでフラットにコーナーを駆け抜けてゆき、背の高いミニバンにありがちな揺り戻しもなく安定感がある。
それでいてハードな印象は無くむしろ乗り心地は良いのだから、なんとも絶妙な脚回りであった。
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今回走行した燃費は、走行距離  高速道路:約500km 一般道:約190km トータル:約690km 消費した燃料は 54.4Lで、満タン法で計算すると 12.6km/Lでした。
オンボードコンピューターの燃費計も正確でした。
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メインが高速道路だったことを考えるともう少し燃費が伸びても良さそうですが、カタログ燃費の11.7km/Lは上回っているしパフォーマンスを考えれば納得の数値でしょうか。
また燃料タンク容量が60Lなので、がんばれば無給油で700km程度走れそうです。


今回、数日間をこの5008と過ごしてみて感じたのは、車としての基本性能の高さに加え、日本のミニバンにも負けない使い勝手を追求した本物のミニバンであること。
そして家族と共にこの車と過ごす心地よい時間こそ、プジョーがこの車に”プレミアム”7シーターと名付けた本当の理由ではないかと感じました。

シンプルモダンな外観にスポーティな走りと実用性を兼ね備えた5008。
家族の成長と共に長くつきあえそうな一台でした。
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【PEUGEOT 5008 公式ホームページ】 http://www.peugeot.co.jp/5008-special-page/

May 7,2013 Feb    試乗インプレッション  



witten by いーさん
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フレンチ-フレンチ セントラル 2013春

フランス車オーナーの、フランス車オーナーによる、フランス車好きの為のイベント、“フレンチ-フレンチ”セントラル(以下FFC)が4月28日(日)に開催されました!

この日はフランス国旗のトリコロールがはためくには最高のお天気。

その様子をお伝えしたいと思いますが、まずは「フランス車好きは熱い!」とだけお伝えし手始めたいと思います。

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会場は愛知県知多市にある新舞子マリンパーク 第二駐車場。

この地方では有名な新舞子サンデーと同じ会場です。

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気の早い参加者達は早朝から集まり始めました。

皆さんこうしたイベントだと早起き出来ちゃうんですね?

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フランス車のカラーはトリコロールだけではなく、目にも鮮やかな車両がたくさん集まります。


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今回、カーくる編集部はPCJ(プジョー・シトロエン・ジャポン)様より、CITROEN DS5、 プジョー 5008の2台を展示車両としてお借りして参加しました。

会場のセンターに陣取り、来場された皆さんに猛アピールです!


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早朝に会場へ入り、準備をし始めたところで続々と参加者の皆さんがカーくるブースへ立ち寄られます。

カーくる編集部の準備が間に合いません!


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今回のイベントではプジョー・シトロエンの車両カタログも希望者には配布させて頂きました。

大変に人気で、多くの方々がカタログを手に取られていきました。

また、アンケートの回答者にはミニカーのプレゼントもPCJ様のご協力のもとに行う事が出来たので、アンケート待ちの列が出来たほどです。


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まだまだ見る機会の少ない5008は会場でも大人気!

同じPCJのグループ内にシトロエンのC4Picassoがありますが、車格ではワンランク下になります。

でも、その使い勝手の良いパッケージングは3列シートの7人乗り。

6速AT採用、1.6リッターターボエンジン(156PS)のとの組み合わせで街乗りから高速走行まで幅広く対応しています。かく言う自分もC4Picassoのオーナーですが、次期愛車の選択肢として5008もアリですね!


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エンジン、内装共に来場者からの熱い視線にさらされていました。


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もう一台の展示車両はシトロエン DS5です。

昨年6月の発表会に伺って以来、自分も久しぶりにじっくりと見る事が出来ました。

シトロエンのフラッグシップとして独創的なデザインが会場の中で存在感を主張します。

車格、ボディサイズの割りに小さいか?と思わせるエンジンは、1.6Lなもののターボアシストにより「これでも本当に1.6Lなの?」と疑ってしまうほど気持ちの良い加速感を味あわせてくれます。

今回の試乗車は最上位のオプションとして用意されている腕時計の「ウォッチストラップ」をモチーフとしたクラブレザーシートが奢られていました。

大変触り心地が良く、デザインに優れたシートなので予算が許せば是非つけたいオプションです。

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こちらも5008に負けずに大人気でした。

来場者の皆さんは、個性的なエクステリアはもちろん、ゴージャスなレザーシートの座り心地を確かめていきます。

飛行機のコクピットのように配置されたスイッチ類も気分を高揚させてくれるDS5の魅力の1つですね。


5008・DS5共に大変魅力的なフランス車ですので、是非、お近くのディーラーさんへ試乗に行ってみて下さい!

 プジョー・ジャポン公式HP:http://www.peugeot.co.jp/
 シトロエン・ジャポン公式HP:
http://www.citroen.jp/


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さて、会場は9時を過ぎると参加車両台数も人もピークを迎えます。

この日の延べ参加台数は300台を超えていました!


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ピニンファリーナがデザインを手がけ、世界で最も美しいクーペの中にも入る(自薦)プジョー 406クーペは3台も参加しました!

全て色違いですが、フェイスリフト前のフロントマスクですね。

しかもその中で、セッタンタアンニという限定車(写真一番手前)で参加されていた今回のFFCの主催者、Kさんに会場で参加者の皆さんとのコミュニケーションに忙しい合間にお話を伺いました。


Q:“フレンチ-フレンチ”セントラルを始めたきっかけは?

A:“フレンチ-フレンチ”は、SNSのコミュニティ上で集まった全国のフランス車好きな人々が、気軽に集まれるフランス車オフ会としてカタチ作られいき、2004年11月に カルフール尼崎で第1回が開催されました。
その後 関東での開催の後 中部での有志が集まり、2005年7月にFFCは初開催されました。現在は、年一回 FFCを春の中部フランス車オフ会として4月に開催してます。

☆“フレンチ-フレンチ”セントラルオフィシャルHP:http://blog.livedoor.jp/ff_central/


Q:大盛況の今回の感想は?

A:今回は、GWの中 お天気も快晴でしたので、過去最高の参加台数となりました。いつもは新旧おり交ざったフランス車が並ぶのですが、今年は新しい車種及び初参加してくれた方々が多かった気がします。そのおかげで、広く多車種のフランス車が集まれました。
プジョーは、趣味性が高くなってきだした“Pininfarina世代”の205や306カブリオレ,406クーペなどの集まりが目を引きました。 初参加の方が 現行型の新しい8世代プジョーで来てくれたので、次回以降も楽しみです。
シトロエンは、何と言ってもDSシリーズが大半でした。DS3のグループだけでなく、DS5がたくさん参加してくれたのは驚きです。前回 約10台集まったC4ピカソも、未だ人気の高い勢力でした。
ルノーは、FFCではいつも少数派でしたが、今年は全体の1/3です。華のあるRSグループを筆頭にバラエティーに富んでました。

Kさん、お忙しい中、ありがとうございました。


さて、会場では多くのフランス車のオーナーさん達がそれぞれにFFCを楽しんでいました。

編集部が気になった車達、会場風景をダイジェストでご紹介します!

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今年もたくさんのフランス車、そしてオーナーが集まった“フレンチ-フレンチ”セントラルですが、

是非、これからも多くのフランス車乗りの皆さんが気軽に参加できるイベントとして続いて行って頂きたいと思います。

また来年もカーくる編集部は取材に来させて頂きたいですね!



May 6,2013 Mon    未分類  






witten by たかやん
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第1レース終了の後、プレスカンファレンスが始まります。
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まず登場したのは、フェラーリ・ジャパンCEOのハーバート・アプルロス氏。
このイベントの趣旨についてや昨年のフェラーリの業績、そしてこれからのフェラーリ・ジャパンの展開についてなどのお話がありました。

まず驚いたのが、昨年度フェラーリは日本市場において過去最高益を記録したという事。
しかも、その内の多くが新規にフェラーリオーナーになった方だという事で、これまでよりもフェラーリというクルマが取っ付きやすいものになったという事なのでしょうか。
確かに、過去のものに比べるとドライブし易くなったという話も聞きますし、高級スポーツカーとしての立場をより強くできたのかも知れません。

もう一つ興味深かったのは、2011年に設立した「フェラーリ・ファイナンシャルサービス・ジャパン」という会社の事業強化を行って行くとの話の中で、通常のローンやリースに加え、「セレクトプログラム」というコレクター向けのサービスを行うという話でした。
これは、オークションなどでビンテージフェラーリを購入しようとするコレクターに対し購入資金の融資を行うという物。
もちろん、審査は相当に厳しいのでしょうけれど、とてもフェラーリらしいサービスだと感じました。

あとメカニズム面では、今後の日本向け車両には標準でフル電動シートと「HELE」という環境対策技術を搭載するとの事でした。
HELEというのは「High Emotion/Low Emissions」の略で、高性能を維持しつつ環境性能を向上させるというものです。
システムとしてはスタート&ストップシステムとエンジン制御やエアコン制御、ギアシフトフログラムなどの組み合わせにより低エミッション化と燃費の向上を図るものとの事で、遂にフェラーリもこういう事を行う時代になったんだなぁと感じましたね。

ただ、スタート&ストップは、フェラーリのようなエンジンサウンドの目立つクルマだと、信号待ちの度に始動時の爆音が響き渡ることになり、注目を浴びそうですね。

一通りのお話が終わったところで、スペシャルゲストの登場です。

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レースを終えた小林選手の登場です。
アジア人として初めてのスクーデリア・フェラーリのワークスドライバーとなりフェラーリファミリーの一員となった感想や、様々なトークが笑いを交えて繰り広げられました。
フェラーリの印象としては「ロジスティック(物流部門)の建物がすごくカッコいい」とか「とってもオープン」とか、「エンジニアの机の広さは、ザウバーの方が広かった」などなど。
自身、幼い頃にイタリアに居た事もあって、スムーズに馴染んでいけそうな雰囲気でした。

F1についての質問もあったのですが、今年はまずスクーデリア・フェラーリのドライバーとしての結果を出すのが重要であり、F1についてはまだ考える時では無いとの考えでした。
確かにその通りで、まずはWECでしっかりと結果を出してフェラーリドライバーとしての足場を固めるのが重要だと思います。もちろん、その上で最終的にはアジア人初のフェラーリF1ドライバーとなってくれたら、と願ってしまいますが。
資金的な面でも準備は必要になってくるので、昨年行ったような募金を今後もよりスムーズに行えるよう準備も進めているそうです。
我々も、しっかり応援していきたいですね。

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こうしてプレスカンファレンスは終了。

続いて、小林選手は次のトークショーに向かいます。

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「Ferrari California 30 Giappone」ステージでのトークショーです。

この「Ferrari California 30 Giappone」は今回発表された日本向け特別仕様車です。
1987年の日本GPにてゲルハルト・ベルガー選手が優勝。フェラーリにとって日本GP初勝利となったこの勝利から25週年を記念して企画されたのがこのGiapponeです。
日の丸をモチーフとしたマットホワイトのボディとレッドの内装を纏い、専用のカーボンパーツや限定エムブレム、専用グリルなどを装備した特別な一台に仕立てられています。
台数は10台限定。

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そんなスペシャルな1台を前に、小林選手と伊達男ジローラモ氏によるトークショーが行われました。
イタリア人の時間感覚の話やフェラーリの話など、ここでも笑いを交えた楽しいトークが繰り広げられました。

他にも会場では様々なイベントが。

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コース上には、F40、F50、エンツォなどのスーパーカーがずらりと勢揃い。
国内にこんなにF40があるとは思いませんでした。

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ピット内にも、こうして展示が行われています。
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美しいクルマには美女が良く似合います。

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世界にただ1台のワンオフフェラーリ「フェラーリSP1」が特別展示されていました。
2008年に50年ぶりに誕生したワンオフフェラーリで、F430のフレーム&シャーシをベースに制作されたスペシャルなフェラーリです。

次に、会場内に集まっているフェラーリ達を見てみましょう。

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各地から集まった色とりどりのフェラーリ達。うっとりしてしまう程の数です。

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ブルーの550マラネロ。この色は初めて見ました。

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こちらはカリフォルニア。同じブルー系でも、印象が違いますね。

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更にブルーのF430がいたので加えてみました。
3者3様。

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これは…250GTEでしょうか?すみません、よくわからなかったです。
ただ、すごく程度が良くて、大事に乗られているのは良くわかりました。

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328GTSの、ケーニッヒ版とノーマル版。

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イエローというかゴールドのような色合いの458。

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512BBとディーノ。スーパーカー世代には堪らない2ショットですね。

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そして個人的に大好きなF40。
買って維持できるだけの資金力があるのなら、ホントに欲しい1台です。

そうこうしているうちにフェラーリ・チャレンジ・トロフェオの第2レースのスタートが近づいてきました。

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第1レースの時にはタイミングが合わなくて見られなかったスタート前の状態です。

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第1レースの時にもいたのでしょうか?
レースクイーンのお姉さん方が華を添えます。

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小林選手もスタンバイ。今回もまた、最後尾スタートからの追い上げを見せてくれます。

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そしてローリングスタートでのレース開始!
最後尾27位からのスタートとなった小林選手、30分のレースでどこまで順位を上げる事ができるでしょうか?
ちなみにこのスタートで5〜6台は抜いていました(笑
その後も周回を重ねる毎に順位を上げて行く小林選手。
しかし、今回は途中で抜き難いクルマがいた為、第1レースよりはペースが上がりませんでした。

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そしてチェッカー。小林選手は第2レースは4位フィニッシュです。
それでも、30分で23台抜きですから凄いです。


このチェッカーの直後、事故が発生。レース参加の458車輌の1台がホームストレートにてスピンし、ガードレールに衝突しました。その後のフェラーリの公式発表では、ドライバーも破片で巻き添えを受けたマーシャルも回復には向かっているようです。今後の為にも原因究明を行い、事故の無いレースイベント運営が望まれます。

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この事故を受けて、表彰式は中止に。
イベントプログラムもここで終了となりました。

最後がこのような終わり方になってしまいましたが、全体を通してみればとても素晴らしいイベントだったと思います。
フェラーリと言うブランドが、老若男女を問わず「クルマ好きにとっての憧れ」として成すべき事をやっている。
そんな風にも感じました。

また来年、この鈴鹿でフェラーリ達に逢いたいですね。
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May 3,2013 Fri    FerrariRacingDays  



witten by たかやん
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小林選手によるFXXドライブの後は、オーナーさん達によるエンジョイ・ドライブです。

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次々とコースインしていきます。

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エンジョイ・ドライブですのでガチのアタックではないですが、それでも気持ち良さそうなエキゾーストノートを奏でながら駆け抜けて行くフェラーリ達。
V8からV12まで、様々なフェラーリサウンドが鳴り響きます。

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その中でも、個人的にはこの白のF355が一番綺麗な音を出していたと感じました。
ストレートを一段低いギアで引っ張っていたのかな?

エンジョイ・ドライブの後は、再びレーシングマシンの登場です。

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走るのはこのマシン。
チャンピオン ミヒャエル・シューマッハのドライブで2003年シーズンを戦った「フェラーリF2003」。
前シーズンの圧勝を受けて開発された新マシン。このマシンでシューマッハはシーズン5勝を挙げ見事に王座防衛を果たしますが、マシンそのものは細かい欠点のある、ドライバーにとってもエンジニアにとっても扱い難いマシンだったそうです。

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まぁ、そんな事は関係無くカッコいいんですけどね(笑
特に昨シーズンからのマシンは、前後ウイング幅のバランスやらノーズの処理やらがどうにも…なだけに(泣

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フォーミュラーマシンの特徴の一つとも言える、複雑なディフューザー形状。
個人的には、フォーミュラーマシンのフェチいポイントの一つです(笑

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エンジンチェックの後、カウルが被されます。
カウルが被さる前だと、特徴的な排気管のレイアウトが良く見えますね。
そしてこのエンジンチェックの時のサウンドがもう圧巻!
ほぼ真後ろの位置に居たのですが、フェラーリV10のサウンドが全身に突き刺さる様な感覚でもう堪りませんでした。
耳栓付けていなかったので相当キましたが、でも気持ち良いから良いのです(笑

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特徴的なサイドポンツーンのエラ。サメのエラのような意匠で、ここもフェチいポイントと言えましょう(笑

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フェラーリといえばBBSのホイール。
そうえいば以前はゴールドだったと思ったのですが、何時頃からシルバーになったんでしょうね?

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タイヤを装着し、戦闘準備完了です。

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そしてコースイン!
いやもうホントに絵になりますねぇ。

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甲高いフェラーリV10サウンドを轟かせながらストレートを駆け抜けて行くF2003。
あくまで個人的な意見としてはフェラーリF1はV12サウンドの方が好きなのですが、パッケージとしてV10の方が適していたというのは結果が証明しているのですよね。
とは言え、V10になっても今のV8になっても、やはりフェラーリのサウンドは他とは何か違うものを感じます。

さて、 F2003の走行の後は、フェラーリ・チャレンジ・トロフェオの第1レースの開始です。
このレース、正式名称は「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ アジア・パシフィック2013」と言います。
フェラーリワンメイクレースである「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」の、「アジア・パシフィック・シリーズ」という事ですね。
マシンは、2011年シーズンから5代目となる「458チャレンジ」が使用されています。
その中でクラスは2つ。レース経験が豊富なドライバー向けの「トロフェオ・ピレリ」と、レース経験の浅いドライバー向けの「コッパ・シェル」に分けられています。

…などといった情報を得たのは後になってからでして、申し訳ありませんが当日はこのような知識は全く無く、どんな人が走るのかも全く知りませんでした(汗
よって、どうしても注目ポイントは小林選手に偏ってしまうのでした。

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その小林選手。
ゲストという事で最下位からのスタートとなりましたが、みるみるうちに順位を上げて行きます。
この辺りはやはり元F1レーサーで今もWECで走るトップクラスのレーサーですから、イコールコンディションのマシンであれば尚の事腕の差は歴然と言ったところでしょうか。
周回を重ねる毎に順位を上げ、最終的には3位でのフィニッシュとなりました。
さすがの実に見事な走りでしたね。
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Report.8へ続きます。



April 30,2013 Feb    FerrariRacingDays  



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