今週のブログ担当は、
G.Sekidoです。
3/27~4/7の期間でタイで開催された
バンコク国際モーターショー2024のBMWブースの写真を、知人より送ってもらいました。
展示はコンセプトカーよりも市販車に重きが置かれ、購買欲を直に刺激する内容だったとのことです。
(
会場で新車を購入することもできます)
会場は若いエネルギーに満ち溢れていることが、写真からも伺えます。
新型5シリーズのキドニーグリルを模した巨大LEDディスプレイには様々な映像が登場し、とても華やかです!
タイ政府はBEVの普及を各種補助金や優遇税制によって強く推進していることもあり、BMWのブースでもiX2やi7といったモデルが目立ちます。
530eやXMといったPHEVの展示にも力が入っています。
もちろん、M2やM3CSといったスポーツモデルも一角を占め、人気を博しています。
M Performance Partsやアクセサリーの展示コーナーもあり、BMWブランドが深く浸透していることも伺えます。
珍しいところでは、「320Li」という日本では売られていないモデルも展示されています。
主に中国市場向けに生産されている
3シリーズセダンのロングホイールベース版で、ショーファードリブン(運転手付き)で乗られることが多いようです。
同モーターショーでのBMWおよびMINIブースの写真は、
WEBアルバムにてご覧いただけます。
尚、タイは
ASEANの中でもEV推進に意欲的な国であり、各種補助金や優遇税制によってその
普及の後押しをしています。
その一方で、輸入EVに対して補助金を支給する際には、
将来的にその同数以上のEVをタイ国内で生産することを条件としています。
(近年、各メーカーはその条件を満たすべく、タイにEV生産工場を建設しつつあります)
つまり
環境問題という側面に加え、国内経済促進という意味でも、EVの普及を目指しているという構図です。
日本におけるEV補助金の算定方法も、この4月から大きく変わりました。
「製品性能の向上、充電インフラ整備やアフターサービス体制、人材育成の確保、リユースリサイクルといったライフサイクル全体でのCO2排出削減、災害時の地域との連携などで実績をあげたメーカーのクルマは補助金が有利となる」ように設定され、
一部メーカーの輸入EVに対する補助金は大きく引き下げられました。
(なおBMWは、引き続き輸入車の中で最高水準の補助金額を保っています)
アメリカはEV補助金からの中国製品の排除を進め、中国はそれに関してWTOに提訴するなどの動きも見られます。
世界各国のEV推進を巡る動きは、「本音と建て前」のうちの「本音」が次第に強くなってきたようにも思いますが...。
この先もBMWは、
魅力的なEVとエンジン車を取り揃え、
新しい局面を迎えた市場環境に適した商品展開を推進してくれると確信しています!